2012年5月31日木曜日

言問団子/ 貝原益軒と幸田露伴

幼い頃、何度かパパと行ったなぁ、言問団子買いに来ました。
幸田露伴も愛したという言問団子。



私のノスタルジーのひとつかな。
美味しいもん…なぁ。




コロコロっ。


混ざり気ないから、安心だし。色もきれいだし。



今、貝原益軒の『養生訓』を読んでいます。
幸田露伴の『努力論』と並べて語られることが多いけど
私は断然貝原益軒先生の方が、お友達になれそうな気がするのです。

勝手な空想ですが…。

だって、幸田露伴、厳しい!厳しすぎるんだもん!


朝暗いうちから起きて、火を灯して本を読まなきゃいけないし。
掃除の箒の使い方一つもきちんと決まってるし。

私なんか、近くにいたら毎日毎時間、叱られる。

勿論、芸術携わる心がけの「気」についてなどは
うむうむ、はい…と思っているのだけれど。

「ただ張る気を以て芸術に従事するする者は、
時に澄む気の閃光を示し、而してその芸術の進境を示すが、
凝る気で芸術に従事するものは決して澄む気の象を
視(しめ)さぬということだけをここに言えば足りる。
張る気で芸術に従事すれば仮令(たとい)その人が鈍根なるにせよ、
時日を経るに随いて遅々ながらも進歩する。
またあるいは一進一止するにせよ、
時に進境あるを思わしむるの痕を示す。 」(明治45年7月)


凝る気は、一処不動の気。
張る気は、融通無礙の気。

融通無碍じゃないといけない。 はい!幸田露伴先生。

でも、やっぱりそばに居たらいちいち叱られそうな気がする。
その点、益軒先生なら、微笑んでくださるような気がします。ー

勝手な思い込みだけど。

だから、タイムスリップしたら。
私は益軒先生の近くに行って遊び、
幸田露伴先生には言問団子の差入れをして
早々に帰ってくるイメージ…みたいな。

どんなイメージじゃ。


というわけで、いただきます!!



益軒先生は、言問団子食べたかなぁ。




2012年5月30日水曜日

五味康祐とベートーヴェン 「気」のこと

五味康祐さんは、昭和27 (1952)年に
『喪神』で松本清張とともに芥川賞を受賞しました。

私、時代小説は五味康祐さんが一番好き!!
その中で、最も好きな作品は。。。
五味康祐 『櫻を斬る』です。

「秘剣・柳生連也斎」の中にある短編。
「喪神」もこの中に入っています。




五味康祐『秘剣,柳生連也斎』(新潮文庫,1958)

私の「気」の師である藤木相元先生は
この五味康祐さんの従兄弟さんです。

長いお付き合いだったのに…ほんの先ごろ、そのことを知りました。
もう、びっくりで!

「えーー!!五味康祐さんが従兄弟なんですかーー??」
泣きそうになった。
だって、一番好きな時代小説家だったから。。。

「櫻を斬る」は、桜月流がやりたい。



相元先生は、その時、五味康祐さんから聞いたという
ある話を交えて、大切なことを伝えて下さいました。


君は、魂に届く歌を歌わなければならない。
魂に届くのは、耳に聞こえる 感性に訴えるものじゃない。
魂に直接入る 本能に訴えるものだ。

ベートーヴェンが活躍した時代、
コレラが流行り、2000万人の人があっという間に死んだ。
風下にいけば死ぬと言われ、皆、恐怖に震えていた。
貴族も農民も平等に分け隔てなく…死んだ。

そんな時、ベートーヴェンは高官や民衆を集めて
コンサートへ来るよう招いた。

そこで発表したのが、あの「第5 運命」だった。
演奏を聞き、人々は奮い立った。
臍下丹田に轟く、魂に届く、音楽だったからだ。

流行曲は感性に訴えるもの。だから何度も何度も聞いて、入る。
しかし、クラッシックは違う。魂に訴える。
特に、この日のベートーヴェンは沈みきった人々の魂を奮い立たせるだけの
「気」を発動していた。それは、ただ一度聞いただけで
肚に届く音楽であり、人々が生きる気力を取り戻す音楽だった。
「気」の枯渇による死への誘いを跳ね返す力を与える音楽だった。

君の歌は、君の舞は、こうであらねばならぬ。
そして、君にはそれが出来る。
神代のものは、流行歌とは違う。
だから、「気」が大切なのだ。

これを教えてくれたのは、兄のように慕っていた
五味康祐が教えてくれたことだ。
だから、ここに伝えておく。




これは、五味康祐先生が相元先生を通して
私に教えてくださったことだと認識している。
…だから、肝に命じて理解実践したい。


ーーーーーーーーーーーーーーーー
うちの松木史雄なら、必ず、
五味康祐先生の世界を描き出せると思う。


私には、わかる。
理由はわからないけど。




うちの すずめの子の 記念日♡

ミッフィーとダンボとヘモちゃん。
今日5/29は、うちのすずめの子 が、私の家にやってきた記念日!


すくすく大きくなりました!

最初にうちに来た時は… こんな小さかった。



本当に、何食べるのかも全然わからなくて…。
うちにきた頃は、歌うことも飛ぶことも忘れちゃって。

だから、一生懸命、一緒に歌って、
ご飯欲しさにジャンプから、空飛ぶお稽古もして。
特訓をいっぱいしました。

今は、立派に飛んで歌える子に育ちました!

大好きな、可愛い可愛い子。
超グルメ。わがまま放題。
でも、本当にピュアで可愛らしく踊り、いっぱい美しい声で歌います。

水浴び大好き。


ずぶ濡れキューティ!!

そんな今日、スズメさんの本、二冊入手しました。



スズメの大研究
わたしのスズメ研究




朝、たくさんのスズメさんの声が、賑やかに響き渡る地球。
スズメさんは、人が好き。人がいるとこにスズメはいるんです。

朝、太陽を呼ぶスズメさんの声に耳を傾けてみてください。

うちの子も一緒になって
太陽を呼ぶお仕事をしています!!

2012年5月29日火曜日

「日食展」で、銀塩の写真乾板 見ちゃいました!

東京理科大の近代科学資料館で「日食展」がありました!
江戸時代の星図、日食のミニチュア装置、各時代の日食の歴史。








細かい…。江戸時代の人たち、すごい。。。

そして、日食の写真乾板!!


おぉ。光でガラスに焼き付けたのかぁ。重厚だなぁ。
ーーーーーーーーーーーーーーー
☆写真乾板(しゃしんかんぱん、Photographic plate )
写真術で用いられた感光材料の一種。
v光に感光する銀塩の乳剤を無色透明のガラス板に塗布したもの。
ーーーーーーーーーーーーーーー

きゃー!
これが、星検に出てきた「ろくぶんき座」の六分儀!
はじめて、見た!



そして、こんな天球儀。
欲しい…。


日食のメカニズム、歴史。
資料もミニチュアもたくさんあって。
理科大の学生さんも説明してくれるし。
ご紹介者の福澄さんも丁寧に天体の仕組みや資料館の見方を
教えてくださったので、とてもとても見やすかったです!!

東京理科大 近代科学資料館「 日食展 」

「八犬伝」 舞台稽古! 戸田朱美&是近敦之

朱美と是近くんは、桜月流の同期生。
今回は、玉梓役と道節役。敵同士の役どころです。





道節イメージショット




玉梓イメージショット



フライヤーも、楽しみにしていてください!!

私の「気」の師匠 藤木相元 先生

藤木相元先生は、気の大家 中村天風先生の弟子。
神道を極めた武道の達人 佐々木将人先生とも同門弟子でおられます。

佐々木将人先生は、
桜月流の基礎に大きな影響を与えて下さった恩師の合気道家。

そして、藤木相元先生は、私たちの「気」の師匠です。
私と、桜月流の師範は
この相元先生から、
私たちは今、「気」を伝授して頂いています。

先生は、戦争の時、
航空特攻、海兵特攻その両方を体験されて尚、
その「気」の力によって守られ強められ
奇跡の咄嗟の判断によって
生かされた…というご経歴をお持ちの方です。

勿論、達磨法師の書かれた観相学研究の大家でおられますが、
「気」の修行をおさめられた方でもあります。

そして、私の大好きな五味康祐の従兄弟さんでもあります。
兄貴 五味康祐さんのお話も沢山聞かせて頂く機会があります。
(それはまた、別の機会に書きますね)


人の生きる 全ては「気」です。プラーナです。
「気」は生命エネルギーの源です。

だから、私たちも 呼吸法をとても大切に考えています。
相元先生からは、「太陽の呼吸法」をお教え頂きました。



だって、植物も動物も、
皆、太陽のエネルギーに育てられているのです。

私たち人間だって同じ。
太陽と水に育てられているのです。




私たちのように技芸を行なう者は、
「気」によって 《 魂 に直接 訴える・伝える》ことが必要です。

人の魂に届く技芸かどうか。
それが、大切です。
だから、「気」を考え学び、常に練り上げることが必要なのです。


先生は、同田貫を取り出して…



私たちに、振らせて下さいました。





先生、本日もありがとうござました!!

2012年5月27日日曜日

大人のための高校教養講座 -数学- 面白かった!

本日、大人のための高校教養講座 なるものに申し込んでみたのです、私。
何せ、《数学》を教えてくださるというのです!



先生は吉田真也先生。(写真:先生のFacebookより)

もう、本当に優しく丁寧に、
根気強く、教えてくださいます!

割り算について。。。
???
そうです、よくよく考えてみたら 割り算って何?

意味がわからないまま、公式だけ覚えて何となく進むから
どっかで数学がわからなくなり意味のないものになってしまうんです!
シン先生のお言葉を聞いていて…納得。

カフェ松風窓での算数理科の会 高校生の光くん先生に続いて
私に《算数〜数学》 を教えてくれる先生が現れました!

どんな子供みたいな質問しても
ちゃんと全部わかるように答えてくださいます。

今日は、微分の勉強をしました!
微分ですよ、微分! あの ビブン セキブン の微分です!

まず、私たちに簡単にこの微分をわからせるために
先生はひとつの例をお出しになりました。

横軸Xをイケメン度
縦軸Yをモテ度 と置くのです。

イケメン度が上がれば、モテ度もあがる!
傾きは右斜めに直線で上がります!

でも、横軸Xを収入、縦軸Yを幸福度とおいてみてください。
収入がないのは困るけど、ありすぎると失う不安に苛まれる。
とすると…そのグラフは放物線を描くことになるのです…。

ふむふむ。
それに微分っていうのは、
超微細な部分の 傾き、傾向 を求めているものなのです。
ぐぐーっと、その一部を拡大した時、その傾きはどうなっている?
どんな曲線だって、虫眼鏡でぐぐぐーって迫ったら
ほんのちょっとの直線なってるわけなんです。
その傾きの傾向を考えてゆくのが 微分なんです。

(この言い方であってるかな?)

とにかく数時間前の私より、
私の頭は数学的思考者になってるんですーー!

楽しいなぁ。嬉しいなぁ。


本当は√2の勉強がしたいの…です。
でも、√2の真理を知るためには絶対に数学の実力が必要なんです。
√2の大和の黄金比の美を知るためには、数学の基本的な学びが
不可欠なんです。だから、頑張りたいのです!!

√2の秘密を体得したら、私の剱舞にも必ずや
良い影響を与えてくれるはず。
それに向かって、頑張りたいです!!




シン先生とパチリ!

よし!
先生、次は三角関数、お願い致します!


金環日食の観察証明書ゲット!

ヤッター!!
金環食の観察証明書を貰っちゃいました!!



ここで貰えます!!

http://www.astor-eclipse.com/eclipse-learning/


思い出す、あの日。


美しいリング!完璧なリング!




そして、ベイリービーズ!!



宇宙から見た金環食。



次は、6/6の金星の太陽面通過です!!
こんなことなるらしい…。。。 素敵♡


あ!
その前に6/4に部分月食でした。

2012年5月26日土曜日

おさるのジョージのH.Aレイが書いた星座の絵本!

じゃじゃーん!
『星座を見つけよう』買っちゃいました!



大好きだった ひとまねこざる ♡
あの、おさるのジョージをレイさんが書いたのは、もう70年前。

そんなことも知らずに、私は、ひとまねこざるのジョージが大好きで
絵本もいっぱい持っていました。











このジョージの 何でも感でも知りたがり屋さんなところが
大好きで大好きで。学校でもジョージごっこして遊びました。



その後、随分と単純化洗練されたアニメ おさるのジョージが登場。






本気でジョージの声、やらせて欲しい。。。と、
今でもラブコールしている私なのであります!

さて、このジョージの作者、H.Aレイが星空の絵本を
書いておられたことをご存知でしたか?

私は、松岡正剛さんの松丸本舗で紹介されているのをみるまで
全く知らなかったのです。

しかし、その存在を知ってしまってからは、いても立ってもいられず。
早速、松丸本舗でこの本をゲットしてきたのでありました!

見て下さい!



色合いが、ジョージの本とそっくりなんです!


ちらっと、中身も。


星座図も。



ふぁー。
まだ、ひとページも読んでいません。
この本は大切な嬉しい本なので、星空のきれいな夜に
高原で読むって決めています!!

2012年5月25日金曜日

桜月流美剱道という、我が流派の名前の意味!

ここは、我が桜月流の美剱道場です。
プロ、アマ問わず真剣に稽古鍛錬する場所です。

私は、流派の名前をつける時に
ひとつの思いを込めました。

美しい剱の道でありたい。


剱は剣ではなく、刃をきちんと意識する「剱(ツルギ)」。
元々古代には両刃であった日本のツルギの精神=調和 を伝えたい。
剱は、人と人、人と自然を調和させるための聖なる器だった…
というを教えを体現するような剱の道を興したいと願いました。

桜月流の技芸は、舞のカテゴリーであります。
ですから、斗いのアクトをする時にも、斬り合う交錯を
究極的な調和に昇華させて表現したいと考えています。

「桜」は、日本文化の象徴。
「月」は、宇宙の象徴。

それで、桜と月を冠にいただいた
美しい剱の道…美剱道としたのです。




ですから、桜月流の稽古では、刃を意識し、
その方向と量を充分知覚していこうとします。

そして、無駄のない機能的な動き中に美しさを見出してゆきます。
それは、自然界の動きのモノマネでもあります。
また、身体が剱に仕えてゆくような動きでもあります。




門下は、それをどうにか受け止め理解し、自分のモノにしようと
必死に訓練します。向上心のある者だけが、残ります。

そのような訓練を積んだ者の中から、
ひと握りの精鋭が桜月流/O-Getsu Ryu の
プロフェッショナル メンバーとして舞台公演、他の出演をします。
世界で活躍できる者を育てています。

このようなメンバーの候補生を育てるために
桜月流「兆 ー KIZASHIー」
というプロジェクトを立ち上げました。




まだ、十代、二十代前半というジュニアを育て上げる
プロジェクトです。この「KIZASHI」も今、私がとても
力を入れている活動の側面です。

「KIZASHI」プロジェクトの舞台公演『八犬伝』を
八月に開催する予定です。

今、その熱気で、桜月流はいっぱい!
若き力を育てたい。

私もまだまだまだまーだ、頑張ります!!!





伊勢海老のクリームスープが極上で!

伊勢志摩なのかな。
金環食の前日、志摩観光ホテルに泊まっていたのですが。

ここのお夕食が、絶品極上だったのです!




伊勢海老のクリームスープです!!
最後にオーブンで焼いてある。
これが、忘れられない味で…。
濃厚で、本当に美味しかった!
あぁ、今も飲みたい。
いつでも飲みたいスープ。

白雪姫が七人小人に作ってあげたスープと双璧な
美味しさだと思う。本当に美味しかったんです。

あぁ!思い出される。
また、行きたい!


伊勢海老のアメリカンソース、
アワビのステーキも
ものすごく美味しかったんだけどね。





でも。
恋い焦がれるのは、あのスープ。

あぁ
ラミパスラミパス ルルルルル
ラミパスラミパス ルルルルル